はてな題詠「短歌の目」11月
1. シチュー
「妻の作るシチューが好き」とか言っちゃって。ルーの味でしょ簡単なやつ。
2. 声
声だけでわかるよなんかいいことがあったんでしょう?笑ってるよね
3. 羽
羽ばたきの音が聞こえた真夜中に隣で寝ていた人は消えてた
4. 信
きみのこと信じてるただそれだけが信じられないほどの真実
5. カニ歩き
カニ歩きして背後から回り込みひと突きだけで息の根止めた
6. 蘭
何万もする高級な蘭を買うかわりにルンバ買ってください
7. とり肌
声を聞くだけでとり肌たつくらいあなたのことが嫌い嫌い嫌い
8. 霜
霜柱つよく踏みつけざくざくと音を鳴らして粉々にした
9. 末
文末にマルをつけてね。きっぱりと区切りをつけて終わりにするの。
10.【枕詞】ひさかたの
ひさかたの雲を乗りこえはるかなる海の向こうの街へ飛んでく
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2回めの挑戦です。作っていたらいつもは暇な電車の中の時間が、あっという間にすぎた!楽しかった。今回は57577のなかに行儀よくおさまった短歌ばかりで、なんとなく物足りなさを感じますが……。
ちなみに1の短歌はこれまた私が実際に思ったことでして、夫の会社の社内報の頑張ってる社員インタビュー!みたいなコーナーで、新婚のひとが、まさに短歌に書いたことを言っていたので。(ひどい)
短歌の目に参加すると引用スターをつけてくださる方が多くて、自分ではいまいちかなと思っていた短歌に意外にスターが集まっていたりとか、そういうのが面白かったです。引用スターってこういう使い方ができるんですね。引用でもそうじゃなくても、スターをつけてくださった方々、ありがとうございました!