空洞


戯れに夫の似顔絵を描いたら、上半身裸でムキムキで戦ってそうな雰囲気の人になってしまった。

細かい皺とかをとらえようと頑張って、要所要所は当たらずとも遠からずな感じなんだけど、総合的には全然似ていない。顔のパーツの比率をもっと正確にすれば似てくる気はする。とはいえ髪の描き方はちょっとひどい。でもそういう繊細な部分をちゃんと描くのは面倒。


最近は色々なブログを読んでいる影響で、自分はなんで結婚したんだろう、なんで子どもが欲しいんだろう、みたいなことを、なんとなくずっと考えてしまう。
つきつめていくと、自分の心の奥底にある、空洞みたいな寂しさに行き当たる。子どもの時からそれはずっとあった。これ!っていう大きな理由、人に説得力をもって物語れるような理由はない。でも色々な小さな理由はある。そういうのがたくさんあって、その集合体が空洞を形作っているんだと思う。

とにかくずっと私は寂しくて、それは今も変わらない。多かれ少なかれ、そういうのがある人もいれば、全然ない人もいるんだろう。

今、リビングの机の向かい合わせで、英語の勉強をしている夫を眺めながら、そんなことを考えている。もうちょっとちゃんと文章にしたいけれど、その根性がなかなか出ないや。