面白い


ぼくの心をあなたは奪い去った
俺は空洞 でかい空洞
全て残らずあなたは奪い去った
俺は空洞 面白い


ゆらゆら帝国でかつて坂本慎太郎は歌ってた。
心が空洞みたいになった時、時々この歌を思い出す。

そうしてそれを「面白い」と歌ってくれたことが希望になる。


ここ2〜3週間くらい、寝る前に全身にかゆみがでるようになって、アレルギーなのか自律神経の問題なのかと悩んでいて、それとは別に元々脂漏性皮膚炎もちだったのがここ最近の湿気で悪化してそれもかゆくて皮膚科に行こうと思っていた矢先に、今朝全身に蕁麻疹がでた。

10年くらい前にも慢性の蕁麻疹に悩まされた時期があって、それは温度差に反応する蕁麻疹で、夏にクーラーの風に直接あたったり、冬に冷たいベンチに座ったりしただけでその箇所から蕁麻疹が広がった。
蕁麻疹が慢性になってしまうとかゆみがかゆみを呼ぶようになり、ちょっとした刺激にもすぐに反応して、例えば足を1箇所蚊にさされただけで足全体に蕁麻疹が出たりする。

赤くなり、突然ぶくぶくと腫れ上がる皮膚はとても気持ちが悪くて、こわかった。

あの時期の気持ちを思い出して何だか落ち込んでしまった。

ストレスがあるんだろうなと思う。
10年前も、やっぱりそうだったから。


皮膚科に行ったら、診察室で、ほとばしるように言葉が溢れてきた。
どんなに自分がかゆくて辛いのか。
制御がきかなくて恥ずかしかったけど、同時に、ああ私辛かったんだな、ということにもつくづくと気付かされた。

アレルギー検査を受けることはできないか聞いたけど、「検査をしてもかゆみの原因を特定できる人は2割程度。それでも受けたいのなら受けることは可能だけど」とのことだった。
そこに希望を持っていたので、少しがっかりしてしまう。
(でも今度受けてみようかなとは思う。)


結局生活習慣を見なおして、できることを全部心がけていくしかないんだろう。
睡眠と栄養は結構ちゃんととれていると思うし、刺激のないスキンケアを心がけ、軽い運動もしている。
あとは寝具を洗濯したり、部屋のほこりをとったりをまめにすることかな。
それなりに頑張ってはいるのにな…。


嫌になってしまうけど、それでも薬をもらって、そんな風に心を決めると気持ちが大分楽になって、家に帰ると朝からおさまらなかった蕁麻疹が大分落ち着いてくる。

身体と心はどうしてこんなにもつながっているんだろう。
悲しくなるくらい正直だ。


そうして「空洞です」を聴いている。
俯瞰して面白がってしまえばいい。


ゆらゆら帝国 FACTORY LIVE 0929 [3_3] - YouTube


youtubeキョンキョンのカバーも見つけて、良い。
うっとりするようなイントロ。

最初に歌詞を引用してみて、一人称「ぼく」と「俺」が混在していると思ったけど、キョンキョンのは全部「ぼく」に統一されている。
なんかこだわりを感じる。


空洞です / 小泉今日子 - YouTube


空洞です

空洞です