いい天気だから、外にでかけよう


たまに、朝も昼も夜もひとりぼっちで小さな部屋にずっといると、私よく気が狂わないな、と思うことがあります。

そういうことを考えてしまう時期が、1ヶ月に1回くらいめぐってきます。

マンガ『ハチミツとクローバー』の中で、はぐちゃんが中学生の時に病んだ祖母と2人暮らしをしていて、小さな世界の中ですこしずつ追い詰められていくことが、

(はぐちゃんが描いた)「おびただしい量の風景画はすべて、たったひとつの構図だった」

という修司のモノローグで表現されていたけど、ちょっとおんなじみたいだな、と思う。


海外で生活していた時も、日本人がまわりに全然いない時期もあって、だからひとりぼっちには慣れているほうだと思います。

色んな人から聞かれました。ほんとうによく聞かれました。

「ひとりで、何するの?」

普通に生活するだけだよ。


その時に知り合った、韓国人のファミリーの奥さんは、

「私は今は夫がベストフレンド」

と言っていて、すてきな言葉だなと思いました。
(その方との交流は、私にとって初めての英語での密なコミュニケーションで、ほんとうに思い出深い)

友達と呼べる人が住んでいる場所の近くに一人もいない状況で、私もそうありたいといつも思っているんだけど、こういう気持ちの時は、どうしてもよりかかる側になってしまう。


がんばろう、前をむこう、今日はいい天気だから、外にでかけよう。

行きたいところが見つからなくても。

今できることを、すこしずつ。

4月に入ったら運転の練習を始めるので、そしたらまた、変わってくるかな。