寒い朝


カーボンヒーターっていうのかな、すぐぱっと温かくなるやつ。あれを脱衣所に置いていて、最近朝はその前で着替えてる。

リビングは基本的には暖かくしてるので、ほんとはリビングで着替えたいけど、娘のそばにいるとかまって攻撃が始まっちゃうからね。ひとり遊びに集中してる間にそっとリビングから出て、諸々のことを済ませることが多い。

ヒーターの前で着替えてると、小学校低学年の頃、マンションに住んでいて、やっぱり朝、窓際に置いてあった電気ストーブの前で着替えてたなあって、思い出した。寒くてその前からなかなか動けなかった。そうしてもう少し思い出を先に進めて、高校の頃、その頃はもう一軒家の自分の部屋で朝着替えてたんだけど、やっぱり寒くて。布団から出て、パジャマを脱いだ時の寒さが嫌で、なかなか着替えるっていう動作に入れなくて。基本寝坊気味だったのでぐずぐずしてる時間もないし、でも寒いし、で当時の私が足りない脳みそで一生懸命考えたのが、寝る時にパジャマじゃなくてすでに制服のブラウスを着てしまうっていうことで。なんならネクタイまで締めちゃったりして。(私の学校の制服はネクタイだった)今考えるとわりとひどい。寝汗とか、そういう概念もなかったもので。女子校で、色気づいてもいなかったし。でも当時の私的にはかなりのグッドアイデアだったんだな。まあ、ぐうたらがすぎるという点はわかってたので、人には話さなかったけど。

カーボンヒーターはつけている間は結構熱くなるので、娘が触れる距離にいる時につけるのはまだ危険。娘と一緒のお風呂の後も、ほんとうはつけたいけどつけられない。なので私はお風呂入ってる間につけておいて、脱衣所を温めてる。出たら消す。そんで温まった脱衣所で着替えたり着替えさせたりあれこれを済ませる、という運用なんだけど、夫は娘をお風呂に入れた後、体だけ拭いてふたりしてすっぽんぽんでリビングに来る。恥じらいとかないのかな。ふたりしてはだかんぼでいつも驚くけど、ちょっとプッとなってしまう平和な光景でもある。