男友達


在来線に揺られて、東京へ向かっている。年が明けてもうだいぶ経つけど、新年会。こういう風に集まれる仲間がいるのは嬉しいことだ。仲間なんて言葉は気恥ずかしいけど、友達っていうより、どうにもそんな感じなのだ。ひとりひとりとの繋がりがすごく濃いわけでもないけど、いつだってひとまとまりになれる人たち。

このグループがこんな風でいられるのはきっと、男女間のいざこざが今までにほとんどなかったからだと思う。それは幸運なことだったのかもしれない。グループ内で結婚してるひとたちもいるけど、この中で、くっついて離れて、みたいなことはなかった。くっつくのはいいけど、離れて、というのがだめなのね。その後気まずくなっちゃうからね。

そういう幸運な事情のもとに、男女間の友情は成立すると思っている私である。というか、気が合えば、もしかすると女同士よりも、男女間のほうがずっと心許せる友達になれる可能性があるとも思っている。

女同士だと、どうしても比べあってしまうところがあるけど、性別が違うと、そういうのがないから楽なのだ。違うからどうでもよくて、だから許せたり、優しくなれたりする気がする。私の場合。

まあ、そこに別の意味合いが加わらないように、バランスをとっているところはある。殊更に異性をアピールせず、かといって同性ほどに同化もせず。

向こうも同じように思っていて、同じバランス感覚を持っていれば、きっと最高の友達になれる。というか、そんな風に思っていた友達がいた。

でもある時、微妙にバランスが揺らいだ、と感じたことがあって、それからその親密さは目減りしたように思う。お互いにちょっとした節度が大切で、それは簡単なことのようで、結構難しいのかもしれない。

広告を非表示にする