身体を伴う経験


空港に向かう電車のなかで。

脱毛サロンのM●SEEの広告を見て。

musee-sp.com

女性が「誰かにだいじにされたり、愛されてるって心から思う」ためには、「美容脱毛、コスメ、トラベル、デンタルエステ etc…」に投資した方がいいってことなのかな。

女性は大変だなあ。


一生の中で、身体的な負荷は男性よりも女性のほうが多いな、とつくづく思う。
(私個人の考えなので、不愉快に思った方がいたらごめんなさい。)

昔「女はクリスマスケーキ。25すぎると売れなくなる」なんてひどいことが言われていたように、女性は男性に比べるとずっと、年齢があがるに従って身体的な価値が下がってゆくように思われている。
だから、人によっては上にあげられたようなものに投資したりして、一生懸命身体をメンテナンスする。

男性も髪型や肌を整えたり、体を鍛えたり、そういったメンテナンスはするだろうけれど、そのへんは女性も同じようにすることで、プラスアルファでやることがやっぱり多い。


妊娠、出産という、身体が大きく変化し、大きな痛みを伴う経験をすることがあるのは女性だけだし、そもそも性行為だって、男性に比べると女性のほうが恐怖や痛みを伴う可能性が高い。
(以前高橋真麻さんが、性行為は胃カメラをつっこむのと同じようなものだと言っていたというのを何かで読んだけど、ある面ではほんとうにそうだと思う。)

生理が来て、体は1ヶ月単位で変化を繰り返す。
生理痛が重い私は初日と二日目は痛み止めがなくては過ごせない。
「ホルモンバランス」「PMS」に振り回されるのはほんとうに嫌だけど、でもそれはやっぱりどうしようもなくあるものだ。


身体を伴う経験は、ものすごく深い実感を伴って心身に刻まれてゆく。
身体が変化するのに伴い、気持ちもどんどん変わってゆく。

そういう意味で、男性と女性の考え方や感じ方が根本的に違うのは、しょうがないことなのかもしれない。


村上春樹さんの小説では、主人公の男性は色々な困難があっても最終的には現実を受け止めて生き延びてゆく。
女性は希望や救いとして描かれる一方で、「どうしようもなく損なわれてゆく」存在としてもまた、描かれる。

私はその、女性ばかりが損なわれるということに、ずっと納得がいかなかった。
村上さんの小説が好きだけど、そこだけがどうしてもどうしても嫌いだった。

でも「村上さんのところ」(消えてしまった)にあった質疑のなかで、

「女性として生きるのはなかなか大変ですよね。
生理だとか排卵だとか出産だとかお化粧だとかむだ毛抜きとか爪の手入れだとかストッキングだとかブラジャーだとかハイヒールだとか外反母趾だとか美容院の予約だとか肩こりだとか満員電車の痴漢だとか隣の親父の加齢臭だとか課長のハラスメントだとか。
ときどき怒りを爆発させたくなる気持ちは、男性である僕にもなんとなく理解できます。」

このような回答(改行は私による)があげられているのを見て、村上さんはこんな風に思っているんだな、と少しだけ納得がいった。

www.welluneednt.com


椎名林檎ちゃんも、女はドラスティックに変わってゆく、変わらざるを得ないんだというようなことを、以前にインタビューで述べていた。

「女性は行動するより前にこうしよう、と考えることがあまりない生き物なんじゃないかと思うんです。
先に手が出るというか、体で感じて体で動くっていう。
で、精神や頭脳がそこに連動しやすい。」
(改行は私による)

withnews.jp


駅についたので、今日はこのへんで。
でもこのテーマについては、これからももっと考察を深めていきたいと思う。

そして空港に行く前に大衆酒場で昼からビール★

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