いつも散らかっている
最近、ブログのいちばん下のところにあるプロフィール欄に、「文体も書く内容もころころ変わる、一貫性のない人間です。」という説明を付け足した。
文体については、初めのうちは「こんな自分がである調で言い切るなんておこがましい…」という気分でですます調で書いていたんだけど、最近どんどんふてぶてしくなってきて、だいぶである調が増えた。（といっても「である」なんてほとんど使わないけど…。）
たぶん、一度自分の核心に迫るような内容のエントリを書いたら、なんだか肩の荷が降りたというか、自分なんてこんなものなのでよく見せなくていいやみたいな感じが出てきたんだと思う。のである。
でもまた、書く内容やその日の気分によってですます調になったりすると思います。
書く内容については、自分の頭の中が散らかっているので、そのままが反映されて散らかった感じになっている。
こんな私ですが、ずっと一貫性のある人間になりたいと思ってた。
新年の目標は「ぶれないこと」という年が数年続いたりした。（つまりそれは達成できなかった。）
だって、一貫性って気持ちいいじゃないですか。
パソコンはMac、携帯はiPhone、音楽はiTunes、データはiCloudで管理、ああ気持ちいい。
インターネットの気になる記事は、ほんとうはevernoteでぜんぶ一括管理したい。
でも実際にはevernote以外にもsafariのリーディングリストや最近ははてなブックマークまで始めてしまって、散らかっている。ああ気持ち悪い。
そもそも私は、自分の見た目や話し方から他人が受けるであろうイメージと、自分が自分で思う自分のイメージがあまり一致しないということに、結構小学生くらいの時から悩んでいた。
今はべつに、いいじゃん、そんなものじゃんって思えるんだけど、結構真剣にずっと悩んでいた。
それが一致していたら、ずいぶんとわかりやすくて楽だなあって。
パンクが好きで、革ジャンにマーチンみたいなファッションも好きだったら、楽だよな。
でも、好きでも、似合うとは限らないよね。
似合わないのに、着るのも、かっこうわるくて嫌なのだ。
一度、女友達とギャルバンでレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンをコピーしたことがある。
トム・モレロさんのギターを、私は一生懸命コピーした。
どへたくそな私が、あんなに色々なエフェクターを使ったのは初めてだった。
最終的にそれなりにいい感じにまとまって（本番はみんなお酒を飲み過ぎて失敗したんだけど…）、楽しかったけどでも、コピーしているとなんだか笑いがこみあげてたまらなかった。
全っ然、似合わない。
私が。
レイジ。
Rage Against The Machine - Killing In The Name ...
（これ、前にも貼ったけど、かっこういい）
（きっとチャットモンチーとかだったら、よかった）
やっぱり、似合う音楽をやるのが一番いいよ。
好きで似合う音楽。（それが両方一致しているなんて奇跡みたいに素敵なことだ）
そもそも私は重たいギターをしょって運ぶのが大嫌いで（肩と首がカッチカチになる）、この時はたくさんのエフェクターも加わってほんとうに重くて辛かったし、それにギターを弾いているといつも指が痛くなってプルプルしてしまう。（それに比べると鍵盤は、力を入れないでも音が出るから楽チンでいい。）
こんな私にギターは向いてないよ。
とつくづくと思ったりもしたのだった。
ああ、なんだか何を言いたいのかわからなくなってきた。
自分自身はこんなにも一貫性を追い求めながら、でも、ほかの人達を見ていると、色々だと面白いなあ、と思う。
「キャラ」とかそんな言葉好きじゃなくて、たとえ不安定で、混沌としていたとしても、何が出てくるかわからないびっくり箱みたいで、面白いよ。
人に対してはそう思っているのに、自分に対してはどうしてそう思えないの？とふと気づいたのはほんとうに最近で、それはきっとやっぱり家族や友達や世間や色々なものから遠く離れて海外で暮らしたことがきっかけだったと思う。
人とそんなに混じらずに、たくさんの時間をひとりぼっちで過ごしていて、「辛いでしょ」と色んな人から言われたけどでも、私はあまり辛くなかった。
寂しいって気持ちは、他人とのかかわり合いの中で生まれるんだなあ、とつくづく思った。（まあたまに超寂しい辛いってなることもあったけど…）（日本に帰ってからのほうが、寂しさや辛さを感じることが増えた。）
ストレンジャーとして、どこにも属さずに、誰でもない人として、過ごせたこと。
それはとっても貴重な体験でした。
夢追い虫の歌詞みたい。
笑ったり、泣いたり、あたり前の生活を。
簡単なことのようで、それって意外と難しい。
だらだらと書いてしまって、まとまっていませんが、そんなスタンスで、まただらだらと書いていきたいと思います。
こんなブログでも読んでくださってる方、本当にありがとうございます。嬉しいです。
