ハッピーキッチンをめざして


今日も今日とてあさイチを見ていたら、「ハッピーキッチン」時短術という特集でした。

スーパー主婦直伝! “ハッピーキッチン”時間術 【番組冒頭】いつもの料理が大変身!くん製調味料|NHK あさイチ


これ、すごくよかったです。
未来の自分を楽にするために、あいている時間に、やれることを少しだけやる、という趣旨。
常備菜を何品も作ったり、そんなスペシャルなことはできなくてもよくて、例えば、

 ・買ってきたものの包装をはずしておく。
 ・野菜は洗っておく。
 ・きのこはほぐしておく。
 ・青菜類は切っておく。
 ・料理を作っている最中に、野菜のその日使わない分もついでに切ってしまう。
  +一緒にゆでてしまう。
 ⇒すべてタッパーorジップロックへいれて、冷凍できるものは冷凍。

などを、やれる範囲でやるとのこと。
そうすると先々の料理の時間がずいぶん短縮でき、心に余裕ができるそうです。


特集の最後で、大さじと小さじが小さな計量カップになった便利グッズがちらっと紹介されていて、これいい!と早速amazonで探してぽちっちゃいました。
確かに大さじとかってはかったらそのままおいておけないし、意外と使いづらいですよね。
こういう道具でストレスを軽減するのもよし。

パティシエール 計量カップセット PP-516 3P

パティシエール 計量カップセット PP-516 3P


内容がすごく目新しいとかではなかったかもしれないですが、料理がそんなに好きじゃない人でもすこしでも楽しく台所に立てるように、そういうモチベーションアップのためのテクニックという視点で敷居低めに特集を組んでいくれていることが、なんだか嬉しかったです。

主婦になってから、家事や生活関連の読み物や情報をたくさん見るようになって、特に台所まわりは私も料理が特に好きじゃない(普通にやるけど、それが喜びになったりはしない)ということもあり、それを改善させるためにもいちばん興味のあるところなのですが、参考にしたいけど内容があまりにもすごすぎたり素敵すぎると逆にプレッシャーになってしまい、見たいのに見たくない…みたいなアンビバレント状態に陥ること多々って感じだったので…。


私は今は専業主婦で子どももいないので時間はたっぷりあるのですが、その分「しっかりやらねば」という気持ちが結構強くなってしまっていて自分を追い詰めがちだったり、決まったスケジュールがないと生活のリズムが作れない…という思いがあって以前は1週間の家事の時間割を作っていたのですが(今はやめた)、それがその通りにできないと「あー今日もできなかった。だめな自分」という劣等感をどんどん積み重ねてしまったりしていて。

仕事だったら、締めたら終了!とか納品したら終了!とか切れ目があるし、お客さんの反応や売上が良ければ達成感も得られるし、会社から出てしまえばもう仕事のこと考えるの終了!ってスイッチオフにしやすいと思うのですが、家事って日々の連続というか、切れ目なく流れていくもので、達成感も得られにくいですよね。

そして専業主婦だと自分の生きている世界は主にひとつで、その世界も家族の世界なので小さくて、なんというか、気持ちをぱっと切り替えづらいところがあると思うんです。
(やっぱり別の世界は持ったほうがいい、というか世界は多ければ多いほどいいと思うので、現在模索中です)

そんな中でうまく流れていかない、小さな澱みみたいなストレスが心の中に少しずつたまっていくけど、それはやっぱり小さな世界の中でのことで、もっと大きな世界で仕事をしている人のストレスと比べれば大したものではないだろうと思うので、そのまま自分の中にしまっておくと、それがなんかこつこつとたまってしまって、いつのまにやら自分を蝕んでいたりすることがあります(こわい)。

そうなると台所に立つこととか、ほんとうに嫌になってしまうので。


最近はそうゆう構造に気づいて、あんまり小さなストレスをためないようにしよう!と思って、できないことを数えたり、やるべきことの時間割を作るのはやめよう…なんて考えていたところで。

TO DOリストは常に更新しておくけど、最低限のこと以外は「心に余裕がある時に」やるようにする。
「できなかった」という気持ちは、「まいっか」という気持ちとセットにしておく。
なんてことを心がけたりしていて。

そんな最近の自分の気持ちにもとてもぴったりくる特集だったのでした。

あんまり完璧をめざさないほうがいいですよね。
そんなしっかり者じゃないんだから。

それでもすこしでも未来の自分を楽に楽しくするために、その時できることを、少しずつ。


そういえば、おととい書いたブログで、「北欧、暮らしの道具店」の読み物が好きと書いたのですが、やっぱり自分の気分によっては、素敵すぎて読んでいてプレッシャーを感じてしまうこともあります。

でもこの間の「フィットする暮らしの作り方」という特集はよかったなー。
モデル、デザイナーの香菜子さんという方のおうちの紹介だったのですが、雑多な感じやゆるさも残されていて。
特に、台所に立つ時の自分のスイッチが、グラスワイン!というところが超最高だなー!って思いました!笑

hokuohkurashi.com

私も見習いたいです!